
「どんな人と結婚したいですか?」
この質問に、あなたは自信を持って答えられますか?
婚活の現場でよく見かけるのが、「理想の相手像がはっきりしないまま活動を始めてしまう」ケースです。
そのままでは、せっかくの出会いも「なんだかピンとこない」で終わってしまいがち…。
「理想の人」を言語化できていますか?
「優しい人」「安定した人」「価値観が合う人」…
婚活中に聞く“理想の相手像”は、多くがふんわりした表現になりがちです。
ですが、これらの言葉は人によって意味が大きく違います。
たとえば「優しい人」とは、
- 自分の話をよく聞いてくれる人?
- 常に笑顔で接してくれる人?
- イライラしないで受け入れてくれる人?
あなたにとっての「優しさ」は、どのような言動に表れていると感じるでしょうか?
理想をふんわりから具体的にしていくことで、自分が本当に求めているものが見えてきます。
思い込みに要注意!理想は「育てる」もの
理想像を具体化していく中で気をつけたいのが、「世間の理想」と「自分の理想」を混同してしまうこと。
- 年収○○万円以上がいいって、雑誌に書いてあった
- 長男じゃない人の方がいいらしい
- 共働きするなら、家事が得意な人がいいかも
こうした「なんとなく聞いた理想」ではなく、
自分のライフスタイルや価値観、これからの人生設計に照らして考えてみましょう。
どうすれば理想の相手が見えてくる?
漠然とした理想を、具体的にしていくためにはどうすればよいのでしょうか?
それにはまず、「自分が大切にしていること」に気づくことが大切です。
つまり、理想の相手像を明確にするためには、自分の価値観や人生観を掘り下げることが出発点になります。
どんな質問を自分に投げかければいいの?
「理想の結婚相手ってどんな人?」と聞かれても、なかなか答えが出てこないのは、“漠然としすぎているから”かもしれません。
そこで大事なのが、「より具体的な問いかけ」に変換してみることです。
❌ふわっとした質問 | ✅具体的な質問に言い換える | 例 | ||
価値観が合う人がいい | ▶︎ | 「どんなときに価値観が合うと感じる?」 |
旅行のスタイル?お金の使い方? 家族との距離感? |
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優しい人がいい | ▶︎ | 「どんな場面で“優しさ”を感じたい?」 |
自分が落ち込んでいるとき、 忙しいときに声をかけてくれる? |
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一緒にいて楽しい人がいい | ▶︎ | 「どういうときに“楽しさ”を感じる?」 |
会話のテンポが合う?笑いのツボが同じ? 一緒に趣味を楽しめる? |
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安定している人がいい | ▶︎ | 「何に対して“安定”していると感じる?」 |
収入?気持ち? 仕事?人間関係? |
こうした問いを通して、「自分が大事にしていること」が見えてきます。
大切なのは、理想像を“感覚”でとらえるのではなく、“言葉”にしていくこと。
理想を明確にすれば、婚活はもっとスムーズに
“理想の相手”がはっきりすると、
- 「この人は違う」と感じる理由が明確になる
- 譲れないポイントと妥協できるポイントの線引きができる
- 出会いのチャンスを逃しにくくなる
結果として、婚活の効率も上がりますし、ミスマッチも減らせます。
理想の人を探す前に、まずは理想の自分像と理想の結婚生活を描いてみませんか?
理想を“言葉”にしよう
婚活のスタートラインは、「自分を知ること」。
理想の人を探しに行く前に、「私はどんな人と、どんな人生を歩みたいのか?」この問いに向き合うことが、幸せな結婚への第一歩になります。
焦らず、じっくり。
あなたの“本当の理想”を、少しずつ育てていきましょう。